ネバーランドをもう一度

仕事、プログラミング、たまの読書にポエムを添えて

転職活動って苦しい

あんまり書くと身バレしそうだけど(別にしてもいいけど)、僕は前職で人材系の会社にいた。

最近のエンジニアの転職の流行りでは、多分Githubとかでバンバン活動して、勉強会とかで友達のネットワークを作ったりして、引き抜きの話にのってヒョイッと転職してしまったりするんだろう(偏見)。

僕自身は、SNS、というかネット上での知らない人とのコミュニケーション全般が全く出来ない(知ってる人ともできない)ので、そういう流行りに乗った転職活動はできなかった。

なので、おとなしく人材紹介、いわゆるエージェントに相談をして転職活動をしてみた。

エージェントは、ちょっと頼りないところもあったがとてもいい人で、もちろん仕事上の献身ではあるのだが僕のキャリアや人格というものをとても大切にして接してくれた。(エージェントさんの会社へのお誘いをやんわり断ったのを僕はずっと気に病んでいる)

ただ、片手で数えるほどの友人やそのまた友人から良いお話をいただくことはあって、エージェントを介さない応募の仕方というのもゼロではなかった。

これが辛い!まーじで辛い!びっくりするぐらい!

僕は新卒の就活でも、自分がどう思われるのかが気になりすぎてESがかけず、自分が他の人より秀でているところなんて一つも言えず(だって世界中見渡せば自分よりすごいやつしかいないし)、スーツ着た就活生がジョブズのポーズを取ってるマイナビの気持ち悪いポスターにケチをつけながら自分は引きこもって逃げた(そしてニートになった)人間なので、社会に出て多少自尊心を得たとはいえやっぱり応募書類を出して評価され、裁かれるというのはかなりしんどい。

自分の応募書類を見て魅力的な人間だなんてこれっぽっちも思えない。かといって付け焼き刃でGithubのアカウントを作ってみても何を置いていいか分からない。不安の上に自己PRを重ねて職歴書はどんどん長くなった。「不安が悪文を作るんだよ」ってスティーブン・キングがドヤ顔で(はないかもしれないけど)言ってたのに、僕は全然学習してない。

とはいえ、ここで引きこもっては新卒の過ちを繰り返すだけだ。 昔読んだ本に「森田療法講談社新書)」という不安神経症に関する名著があって、超要約すると「不安を感じるのは仕方ない、すぐには消せないものだ、ただ不安を感じながらもどうしたいのかを考えて実行することが大切だ」ということが書かれていて、頑張れそうなときにはそれを意識するようにしている。今回もその教えにしたがって、不安でねじ切れそうになりながら自己書類を提出した。

森田療法 (講談社現代新書)

森田療法 (講談社現代新書)

こうして今は、その裁判の結果を待つ身である。

そして僕は思った。

転職活動で、行きたいと本当に思うところに応募するのは、愛の告白と一緒なんだと。

たまたま今回、エージェントにお願いした求人にも、友達からの紹介で受けた求人にも、どちらにも第一志望級の求人があったのだが、

エージェント通すとすげー楽!

でもそりゃそうなのよ。だって、

エージェントって要するに、友達が「あいつのことどう思う?」って先に探り入れてくれるのと同じだもん。

そりゃーなー。楽ですわ。利用者はいますよね。

次もし転職するときには、エージェントに頼らなくても動ける人間になっていたいと思っていた。一応スキルアップ目標的な意味ではそうだが、今後絶対頼らずいけるかというと、やっぱりちょっと自信はないのであった。

...こんなしょうもない気付き(というか構造から何から同じだから類推ですらない、トートロジーに限りなく近い)のために記事を連投してしまった。。

夜も更けてきましたね。おやすみなさい。

次はもっとましなこと書くんだ。。